紙・用紙の重さと坪量および連量の換算早見表(普通紙・上質紙・コート紙等の目安)で判形別一覧と印刷物の重さ計算を完全ガイド

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印刷物のコストや仕上がりを大きく左右する「紙の重さ」。しかし、「坪量」「連量」「g/m²」など、似ているようで違う単位が多く、用紙選びや見積もり計算で悩んだ経験はありませんか?たとえば、四六判110kgの上質紙は坪量に換算すると約128.1g/m²となり、A4サイズ1枚では約5.8g。用途が異なれば、最適な重さや厚さも変わってきます。

「普通紙」「上質紙」「コート紙」など、用途や印刷物ごとに最適な連量や坪量を正確に知りたい——そんな声に応えるため、本記事では【四六判・菊判・A判・B判】の換算早見表をはじめ、実際の印刷現場で役立つ具体的な数値と計算例を徹底解説。

「想定外の送料や加工費が発生した」「チラシと名刺で紙の厚みを間違えた」など、ちょっとしたミスが大きな損失につながることも。このページを最後まで読むことで、紙の重さ選びで迷うことがなくなり、コストパフォーマンスもグッと向上します。

信頼性の高い製紙業界のデータと実務経験をもとに、紙の重さ・厚さの疑問を解決し、あなたの印刷物選びの精度を上げましょう。

  1. 紙・用紙の重さの完全ガイド:坪量・連量・g/m2の基礎と違いを徹底解説
    1. 紙の重さ単位「坪量・連量・g/m2・mm・μm」の定義と意味
    2. 坪量と連量・斤量の歴史的由来と実務での使い分け
    3. 紙の密度・比重・厚さと重さの物理的関係性
  2. 【早見表】紙・用紙の重さ坪量と連量の換算表(普通紙・上質紙・コート紙対応)
    1. 四六判・菊判・A判・B判ごとの連量・坪量換算早見表
    2. 紙種別坪量・連量目安一覧:普通紙・上質紙・コート紙・マット紙
    3. 極薄紙・厚紙の重さ換算表(25g/m²~300g/m²・220kg等)
  3. 坪量・連量の正確な換算計算式とステップバイステップ手順
  4. 連量→坪量→g/m2の変換式(洋紙・板紙別)
  5. 紙の重さ自動計算ツールの活用法と自作エクセル例
  6. g/m2・mm・μm厚さ換算とgsm・pt・lb国際単位変換
  7. 用紙サイズ・種類ごとの連量・坪量・厚さ詳細一覧と比較
    1. A4・A3・B5・四六判・菊判・ハトロン判の重さ・厚み一覧
    2. 上質紙・コート紙・ユポ紙・段ボール等の紙種別スペック比較
    3. 印刷物(チラシ・パンフ・本・段ボール)の重さ・厚さ実例一覧
  8. 紙の重さ・厚さの実務活用:印刷・製本・発送コストへの影響
    1. 紙の重さが印刷機設定・製本工程に与える影響と選び方
    2. 連量・坪量で配送・送料コストを計算・最適化する方法
    3. 紙の重さ誤差・測定方法と現場での調べ方・確認術
  9. 連量・坪量を基にした紙の用途別おすすめ選定ガイド
  10. エコ紙・特殊紙(ユポ・薄紙)の重さ特徴と換算ポイント
  11. コストパフォーマンス高い紙の重さ・厚さ比較と事例
  12. 紙の重さ・単位に関する業界基準・最新動向とグローバル比較
    1. 製紙メーカー・JIS規格による連量・坪量基準解説
    2. 海外gsm・lb規格と日本坪量・連量のクロス換算ガイド
    3. 環境対応紙・新素材の重さトレンドと坪量連量データ
  13. 紙・用紙の重さ坪量連量に関する実践Q&Aとトラブル解決
    1. 紙の坪量と連量の違い・換算できない場合の対処法
    2. 坪量連量で紙厚・重さが合わない時の原因と解決
    3. A3・本の重さ計算・米坪連量変換の応用事例
    4. 用紙斤量換算表・紙比重計算の高度テクニック

紙・用紙の重さの完全ガイド:坪量・連量・g/m2の基礎と違いを徹底解説

紙の重さ単位「坪量・連量・g/m2・mm・μm」の定義と意味

紙の重さを知る上で不可欠な単位は、坪量・連量・g/m²・mm・μmです。

  • 坪量(g/m²)は、1㎡あたりの紙の重さを表します。これは紙の密度や厚みを直接示し、国際的にも標準の単位です。
  • 連量(kg)は、原紙サイズ(四六判・菊判など)1,000枚の重さを指します。日本独自の単位で、印刷業界で広く使われています。
  • mm・μmは紙の厚さを示します。μm(マイクロメートル)は1mmの1,000分の1で、より精密な厚みの指標です。

板紙は厚みが0.21mm以上の紙を指し、洋紙はそれ未満の一般的な紙です。用途や加工方法により適切な単位を使い分けることが重要です。

坪量と連量・斤量の歴史的由来と実務での使い分け

連量や坪量は歴史的背景を持ち、日本独自の文化と国際基準の融合で成り立っています。

  • 連量は四六判(788×1091mm)基準で、1,000枚の重さをkgで表す伝統的単位です。菊判やA列本判など用紙サイズにより値が変わります。
  • 坪量は、国際単位(gsm: grams per square meter)として世界標準で利用され、日本でも近年主流になっています。
  • 斤量は古い単位(1斤=600g)ですが、現在はほとんど使用されていません。

実務では、商談や発注時は連量、製紙メーカーや国際取引では坪量(g/m²)を使うことが多いです。

紙の密度・比重・厚さと重さの物理的関係性

紙の重さと厚さは密接に関係し、密度や比重を理解することで用途に合った紙を選べます。

  • 密度=重さ(g)÷体積(cm³)で計算され、同じ坪量でも密度が高いほど紙は薄くなります。
  • 比重は水と比較した重さの割合で、一般的な紙は約0.7~1.2程度です。
  • 厚さはg/m²からmm換算が可能で、例えば70g/m²の普通紙は約0.08mm、135g/m²のコート紙は約0.15mmが目安です。

測定条件(23℃・50%RH)により紙の重さや厚さが微妙に変化するため、基準値を参考に選定しましょう。

紙の重さ・厚さ・密度の基準値(目安表)

用紙種類坪量(g/m²)四六判連量(kg)厚さ(mm)主な用途
コピー用紙64550.07コピー、ノート
チラシ9077.50.10チラシ、パンフ
上質紙110950.13冊子、表紙
コート紙1351160.15名刺、ポスター
  • 厚さは紙種や製造方法によって変動します。
  • 連量・坪量の換算は表を活用し、g/m²からmmへの目安も把握しておくと便利です。

利用シーンに応じて最適な紙を選び、印刷物の品質向上やコスト削減につなげましょう。

【早見表】紙・用紙の重さ坪量と連量の換算表(普通紙・上質紙・コート紙対応)

紙の重さや厚さを正確に把握することは、印刷物の仕上がりやコスト計算に直結します。連量(kg)や坪量(g/㎡)の違い、各判ごとの換算は、用途に応じた用紙選びの大切なポイントです。主な用途や厚さの目安とともに、実務で即活用できる内容をまとめました。

四六判・菊判・A判・B判ごとの連量・坪量換算早見表

主要判形ごとの面積と連量換算例を下記にまとめます。判形ごとの坪量・連量の違いを把握しやすくなっています。

判形原紙寸法(mm)面積(㎡)70kgの坪量(g/㎡)90kgの坪量(g/㎡)110kgの坪量(g/㎡)
四六判788×10910.85981.4104.7127.9
菊判636×9390.597117.3150.8184.3
A判625×8800.55127.3163.6200.0
B判765×10850.82984.5108.6132.5
  • 例:四六判110kg→菊判76.5kg相当/坪量127.9g/㎡
  • 連量は原紙1,000枚あたり、坪量は1㎡あたりの重さです

紙種別坪量・連量目安一覧:普通紙・上質紙・コート紙・マット紙

用途や紙種ごとに理想的な坪量・連量・厚さを下記に整理しました。主な用途に合わせて選ぶ際の参考にしてください。

紙種連量(四六判kg)坪量(g/㎡)厚さ目安(mm)主な用途
普通紙7081.4約0.08コピー用紙
上質紙90104.7約0.10チラシ・冊子本文
コート紙110127.9約0.12パンフレット・表紙
マット紙135157約0.15ポスター・DM
厚紙220258約0.28カード・表紙
  • コピー用紙は70kg前後、チラシは90〜110kg、書籍や冊子本文は52〜64kgが目安
  • 厚さは紙質や仕上げによって若干異なります

極薄紙・厚紙の重さ換算表(25g/m²~300g/m²・220kg等)

極薄紙や厚紙など、特別な用途で使う用紙の換算表です。厚みや坪量からも選びやすくなっています。

坪量(g/㎡)連量(四六判kg)厚さ目安(μm)主な用途
2521.5約30辞書・薄葉紙
4034.5約45書籍本文
7060約80コピー用紙
135116約150名刺・DM
220189約250厚紙・カード
250215約280パッケージ
300258約350ボード・ディスプレイ
  • 薄紙は25〜40g/㎡厚紙は200g/㎡以上が目安
  • μm(マイクロメートル)はmm換算で0.001mm=1μmとなります

各種印刷物や加工物に最適な紙選びができるよう、早見表を活用して効率的に選定してください。

坪量・連量の正確な換算計算式とステップバイステップ手順

紙の重さや厚さを正確に知るためには、坪量と連量の換算式や計算手順を理解することが欠かせません。紙の坪量はg/m²で表され、連量は原紙1,000枚(板紙は100枚)の重さ(kg)を指します。例えば四六判や菊判など原紙サイズごとの面積を用い、連量から坪量・g/m²に変換できます。

計算式一覧

用紙種別計算式(g/m²換算)備考
洋紙(1,000枚)坪量 = 連量(kg) × 1,000 ÷(原紙面積m² × 1,000)四六判: 0.788×1.091m
板紙(100枚)坪量 = 連量(kg) × 10 ÷ 原紙面積m²100枚単位

計算ステップ例(四六判110kgの場合)

  1. 四六判原紙面積:0.788m × 1.091m = 0.8597m²
  2. 坪量 = 110kg × 1,000 ÷ (0.8597m² × 1,000) = 127.9g/m²
  3. 逆算も同様に面積を掛けて連量を求めます。

ポイント

  • 用紙サイズごとの面積を把握しておくと、どのサイズにも応用できます。
  • 板紙は100枚単位で計算するため、掛ける数値が異なります。

連量→坪量→g/m2の変換式(洋紙・板紙別)

正確な換算には判型ごとの面積を活用します。主な判型の面積は下記のとおりです。

判型縦×横(mm)面積(m²)
四六判788×1,0910.8597
菊判636×9390.5972
A列本判625×8800.55

例:四六判連量90kgの坪量計算
坪量=90kg×1,000÷(0.8597×1,000)=104.7g/m²

例:板紙(四六判)連量30kgの坪量計算
坪量=30kg×10÷0.8597=348.9g/m²

換算のポイント

  • 四六判・菊判・A列本判ごとに面積が異なるため、必ず判型ごとの値を使って計算します。
  • 板紙の場合は100枚単位計算なので注意が必要です。

紙の重さ自動計算ツールの活用法と自作エクセル例

紙の重さを簡単に求めるには自動計算ツールが便利です。オンラインの紙重量計算ツールは、用紙サイズ・枚数・坪量を入力するだけで合計重量が瞬時に分かります。オフラインならエクセルで関数を組んで活用できます。

エクセル例:A4サイズ・坪量82g/m²・1,000枚の場合

  1. A4面積:0.210×0.297=0.06237m²
  2. 1枚の重さ:82g/m²×0.06237m²=5.11g
  3. 1,000枚の重さ:5.11g×1,000=5,110g=5.11kg

便利な使い方リスト

  • チラシやパンフレット印刷前の用紙選定に
  • 配送コストの正確な見積もり
  • 冊子・ポスターの仕上がり厚みの目安確認

エクセルでは、関数「=坪量g/㎡面積枚数/1000」で合計kgをすぐに算出できます。

g/m2・mm・μm厚さ換算とgsm・pt・lb国際単位変換

紙の坪量(g/m²)を厚さ(mmやμm)、国際単位(gsm・lb・pt)に変換する際は、用紙の密度や種類による目安を活用します。

g/m²からmm換算表

坪量(g/m²)厚さ目安(mm)海外単位(gsm)lb(米国)pt(厚さ)
700.087018.74.5
1100.1311029.57.0
1350.1513536.28.5
1570.1715742.09.5
2200.2522059.013.5
3000.3530080.518.0

主な換算ポイント

  • 1gsm ≒ 1g/m²(世界共通基準)
  • lb(ポンド)表記は米国で使用、同じ坪量でも用途ごとに異なる
  • pt(ポイント)は厚さ0.0254mmで1pt

厚みの目安

  • 150gsm ≒ 0.15mm
  • 300g/m² ≒ 0.35mm

この表を活用することで、海外印刷注文や特殊紙選定時にも適切な用紙選びができます。

用紙サイズ・種類ごとの連量・坪量・厚さ詳細一覧と比較

A4・A3・B5・四六判・菊判・ハトロン判の重さ・厚み一覧

印刷物の用紙選びでは、サイズごとに連量・坪量・厚さを把握しておくことが重要です。以下のテーブルは代表的なサイズと紙種ごとの重さ・厚さを一覧化しています。実務でよく使うA4やA3、冊子や本で多用される四六判・菊判まで幅広く対応しています。

サイズ標準坪量(g/m²)四六判連量(kg)菊判連量(kg)ハトロン判連量(kg)厚さ目安(mm)主な用途
A4645538370.07コピー用紙
A381.47048.546.50.09チラシ・冊子
B5706041.5400.08教科書・ノート
四六判9077.553.5500.10書籍・パンフレット
菊判1109566620.13雑誌・冊子
ハトロン判13511680.5760.15ポスター・表紙
  • A4コピー用紙は64g/m²、約0.07mmの厚さが基準です。
  • 四六判110kgは127.9g/m²で、しっかりした厚みの冊子やパンフレットに最適です。
  • 菊判・ハトロン判は、設計図や封筒にもよく利用されます。

上質紙・コート紙・ユポ紙・段ボール等の紙種別スペック比較

紙の種類ごとに特徴や用途、連量・坪量・厚さの目安を比較します。紙選定の際は、印刷物の用途や仕上がりイメージに合わせて選ぶことが大切です。

紙種坪量(g/m²)厚さ目安(mm)特徴主な用途
上質紙70-1350.08-0.15吸水性が高く、筆記適性が良いコピー用紙・冊子・書籍
コート紙90-1570.10-0.16表面が滑らかで光沢、発色に優れるチラシ・パンフレット
マット紙90-1570.11-0.17光沢を抑えた上質な質感高級冊子・報告書
ユポ紙100-2000.12-0.18合成紙、水や破れに強いポスター・屋外掲示
段ボール300以上0.40以上厚手で強度が高い梱包・パッケージ・ボード
  • 上質紙は筆記や加工に適し、書籍や教材に多く使われます。
  • コート紙は広告やカラー印刷に人気で、チラシやポスターに最適です。
  • ユポ紙は耐水性・耐久性に優れ、長期間の掲示物におすすめです。
  • 段ボールは300g/m²以上の厚みで、強度を生かしたパッケージに適しています。

印刷物(チラシ・パンフ・本・段ボール)の重さ・厚さ実例一覧

実際の印刷物でよく使われる紙種・サイズごとの重さや厚さの目安を具体的に紹介します。配送コストや印刷設定の参考にしてください。

  • A4チラシ(コート紙90kg、坪量104.7g/m²)
    1枚あたり:約6.5g
    1,000部:約6.5kg
  • パンフレット(A4中綴じ、上質紙70kg、32ページ)
    1部:約43g
  • 書籍(四六判、上質紙90kg、200ページ)
    1冊:約260g
  • 名刺(91×55mm、コート紙180kg)
    1枚:約1.3g
  • 小型段ボール(A4サイズ、坪量350g/m²)
    1枚:約72g
  • 封筒(長3、上質紙80g/m²)
    1枚:約4.6g
  • ポスター(B2、コート紙135kg)
    1枚:約38g
  • 本や冊子の総重量計算
    冊数×1冊の重さで簡単計算。例:32ページパンフ1,000部なら約43kg。
  • 厚紙や特殊紙の印刷物は、厚みや連量・坪量を必ず確認し、用途や配送条件に合わせて選びましょう。

紙の重さや厚さは製造ロットや紙種によって若干差があります。印刷会社や紙商社の最新スペックも合わせてチェックすることをおすすめします。

紙の重さ・厚さの実務活用:印刷・製本・発送コストへの影響

紙の重さが印刷機設定・製本工程に与える影響と選び方

紙の重さや厚さは、印刷機の設定や製本工程に直接影響します。プリンターや印刷機には対応できる坪量範囲があり、一般的なインクジェットプリンターで使用できる用紙は64〜256g/m²が目安です。これを超えると紙詰まりや印刷不良のリスクが高まります。

折り加工や綴じ加工の場合、紙が厚くなると折り目の割れや、綴じ部分の膨らみが発生しやすくなるため、仕様ごとに最適な坪量・連量を選ぶことが重要です。特に製本用冊子やカタログでは、本文用紙と表紙用紙で重さを変えることで仕上がりの強度や高級感も調整できます。

用途別に適した紙の重さを選ぶポイント

  • チラシ・フライヤー:64〜90g/m²(連量55〜77.5kg)
  • パンフレット本文:70〜110g/m²(連量60〜95kg)
  • 名刺・はがき:180〜250g/m²(連量155〜215kg)

連量・坪量で配送・送料コストを計算・最適化する方法

紙の重量は配送コストや郵便料金に直結します。A4サイズ(1枚約5g、坪量81.4g/m²換算)を基準に、定形郵便は50g以内で52円が目安となります。発送物の総重量計算には、用紙の坪量や連量をもとに簡単に算出できます。

下記のように、用紙の坪量とサイズから1枚あたりの重さを計算できます。

サイズ坪量(g/m²)1枚の重さ(g)郵便区分目安
A481.45.0定形内(50g以内)
B564.03.9定形内
はがき209.33.2郵便はがき規格

大量発送時は、総枚数×1枚の重さ+封筒や付属物の重量を合算し、送料の抑制や適正化を図ります。厚紙を使いすぎると料金区分が上がるため、コスト調整には最適な坪量設定が不可欠です。

紙の重さ誤差・測定方法と現場での調べ方・確認術

紙の重さや厚さの正確な測定は、印刷トラブルや仕上がりのバラつきを防ぐために重要です。現場では秤による重量測定や、マイクロメーターでの厚み測定が一般的です。

測定方法のポイント

  • 秤での測定:10枚や100枚単位で重さを量り、1枚あたりの平均重量を計算
  • マイクロメーター:μm単位で厚さを計測し、坪量との関係を確認
  • 湿度管理:紙は湿度によって重さや厚さが微妙に変化するため、標準環境(23℃/50%RH)下での測定を推奨

紙の重さや厚みはロットや保管環境でも変動するため、実際に使用する現場でのサンプル測定が確実です。最適な坪量・連量を選ぶことで、印刷品質やコストパフォーマンスを最大化できます。

連量・坪量を基にした紙の用途別おすすめ選定ガイド

紙の用途に合わせた最適な連量や坪量の選定は、印刷物の仕上がりやコストに大きく影響します。以下の表では、コピー用紙、チラシ、パンフレット、名刺、ポスターなど一般的な用途ごとに推奨される連量と坪量の目安、さらに厚さの目安をまとめました。

用途推奨連量(四六判kg)坪量(g/m²)厚さ目安(mm)
コピー64~7081.4~900.08~0.10
チラシ70~9081.4~104.70.08~0.12
パンフレット90~110104.7~127.90.12~0.14
名刺220以上260~3000.25~0.35
ポスター135~250157~2500.15~0.30

用途別の選び方ポイント

  • コピー用紙: 軽くて書きやすい普通紙が最適。64kgや70kgの上質紙が多用されています。
  • チラシ・パンフレット: デザイン性や手触りを重視し、コート紙やマット紙の90kg以上を選ぶと印象が良くなります。
  • 名刺・カード類: 高級感や耐久性を求めて220kg以上の厚紙を使用します。
  • ポスター: サイズや用途により135kg以上でしっかり感を出します。

エコ紙・特殊紙(ユポ・薄紙)の重さ特徴と換算ポイント

エコ紙や特殊紙を選ぶ際は、紙の連量と坪量だけでなく、特徴や用途も考慮することが重要です。ユポ紙は耐水性・耐久性があり、主に屋外ポスターやラベルに利用されます。薄紙は軽量でコストパフォーマンスが高いですが、加工時に破れやすい点に注意が必要です。

紙種連量(四六判kg)坪量(g/m²)特徴
ユポ紙90~180110~220防水性・強度が高い
薄紙45以下52未満軽量・コスト重視、本の本文等

換算と選定のポイント

  • ユポ紙は同じ連量でも厚さが異なるため、用途別に坪量と実厚を確認します。
  • 薄紙は連量45kg以下が目安で、冊子や取扱説明書向け。破れやすいため、加工工程や折り加工時の注意が必要です。

コストパフォーマンス高い紙の重さ・厚さ比較と事例

紙のコストと品質は、坪量・連量・厚さで大きく左右されます。低コストな薄紙は大量印刷や配布物向き、高品質な厚紙は名刺や高級パンフレットに適しています。

比較項目低コスト薄紙高品質厚紙
連量64~70kg180~300kg
坪量81.4~90g/m²220~300g/m²
厚さ0.08~0.10mm0.25~0.35mm
主な用途チラシ、冊子本文名刺、カード類
単価目安

事例比較

  • 薄紙は印刷コストを抑えたい大量配布用チラシに最適。配送コストも軽減できます。
  • 厚紙は見た目や手触りの良さが求められる名刺や案内状、ブランドパンフレットで高評価。高級感と耐久性を両立できます。

選定時は用途・コスト・仕上がりイメージ・加工方法を総合的に判断することが重要です。

紙の重さ・単位に関する業界基準・最新動向とグローバル比較

製紙メーカー・JIS規格による連量・坪量基準解説

紙の重さは主に「坪量(g/m²)」と「連量(kg)」の2つの単位で管理されています。日本の製紙業界では、JIS P0202で定められた原紙寸法(A列本判625×880mm、四六判788×1091mm、菊判636×939mmなど)ごとに連量を測定します。連量は「その規格サイズ1,000枚の総重量」で、用紙ごとに異なる数値となります。

紙の種類や用途で基準が変わるため、以下のテーブルで代表的な原紙寸法と連量・坪量の関係を確認できます。

原紙寸法坪量(g/m²)連量(kg/1000枚)
四六判81.470
菊判81.448.5
A列本判81.445

製本や印刷物の用紙選定では、JIS規格に沿った連量と坪量を基準に、厚さや適性を判断します。連量だけでなく、用途に応じて坪量も重視されており、紙厚や印刷面の仕上がりに直結します。

海外gsm・lb規格と日本坪量・連量のクロス換算ガイド

海外では「gsm(g/m²)」が標準単位となっていて、アメリカでは「lb(ポンド)」、ヨーロッパでは「gsm」で表記されます。これらは日本の坪量と直接換算できます。たとえば、gsm150は日本の坪量約127g/m²(四六判換算)に相当します。

紙の厚さはpt(ポイント)でも表され、1ptは約0.0254mmです。gsmとmm、lbを相互に換算する際は、紙の種類ごとに密度が異なるため目安として利用します。

規格重さ単位主な対応値例厚さ(目安)
日本坪量/連量81.4g/m²/70kg(四六判)約0.09mm
欧州gsm80gsm約0.09mm
米国lb20lb(ボンド紙)約0.09mm

国際的な印刷や商品パッケージでは各国基準を正確に把握し、適切に換算することが重要です。

環境対応紙・新素材の重さトレンドと坪量連量データ

近年は環境負荷低減を目的としたリサイクル紙やバイオマス紙など新素材の需要が高まっています。こうした用紙は密度や厚みが異なり、従来品と同じ連量・坪量でも質感や剛性に違いが出ます。

リサイクル紙は製法の違いから同じ坪量でも厚さや強度にややばらつきがあります。最新のエコ素材では、同じ坪量でも軽量化や高剛性が実現されているものも登場しています。

紙種坪量(g/m²)連量(kg/1000枚)特徴
リサイクル上質紙7060(四六判)環境配慮、やや割高
バイオマス紙81.470(四六判)軽量・CO2削減効果
ユポ(合成紙)11093(四六判)耐水・高耐久

環境対応紙や新素材は、最新の連量・坪量データを確認し、用途や印刷方式に適したものを選ぶことがポイントです。

紙・用紙の重さ坪量連量に関する実践Q&Aとトラブル解決

紙の坪量と連量の違い・換算できない場合の対処法

紙の重さを表す坪量(g/m²)は1平方メートルあたりの重さ、連量(kg)は規定サイズの原紙1,000枚の重さです。原紙サイズごとに連量の値が異なるため、同じ坪量でも判型によって連量が変わります。換算できない場合は以下の手順をおすすめします。

  1. 原紙サイズを確認(四六判・菊判・A本判など)
  2. 連量を坪量へ逆算
     計算式:坪量=連量(kg)×1000 ÷ 原紙面積(mm²→m²換算)
  3. 連量が不明なときは、紙の実寸と重さを計測して坪量から逆算が可能です。
判型原紙サイズ(mm)面積(m²)
四六判788×10910.859
菊判636×9390.597
A列本判625×8800.55

不明な場合は原紙サイズから再確認し、計算式で補足してください。

坪量連量で紙厚・重さが合わない時の原因と解決

紙厚や重さが表の数値と一致しない場合には、下記の要因を確認しましょう。

  • 紙種の違い
     コート紙・上質紙・マット紙などで密度や厚みが異なります。
  • 湿度・保管環境
     紙は湿度変化で重量がわずかに変動します。特に高湿度下では重くなりやすいです。
  • 製造ロット差
     同じ規格でもロットごとに微妙な誤差が生じます。

対策として、同一紙種・同ロットのサンプルで再計測し、厚さ計測器(マイクロメーター)で確認してください。公表値はあくまで標準値なので数%の誤差は許容範囲です。

A3・本の重さ計算・米坪連量変換の応用事例

A3サイズや冊子全体の重さを求めるには、紙の面積と坪量を掛け算します。例えばA3(297×420mm=0.1247m²)で坪量が135g/m²なら、1枚の重さは約16.8gです。

用紙サイズ面積(m²)計算例(135g/m²)
A30.124716.8g
A40.06248.4g

米坪(g/m²)→連量(kg)変換例
連量=米坪×原紙面積(m²)÷1000×1000(枚)
変換ツールを用いることで、多様なサイズや紙種にも対応できます。冊子の総ページ数や表紙・本文の紙種の違いに応じて計算してください。

用紙斤量換算表・紙比重計算の高度テクニック

斤量は旧来の単位ですが、今も一部で利用されています。斤量換算表を活用すれば、異なる単位間の変換がスムーズです。さらに紙比重(密度)を用いれば、実際に手元の紙がどの種類か推定できます。

斤量(kg)坪量(g/m²)目安用途
6069.9コピー・内頁
110127.9チラシ
220256.3厚紙・カード

紙比重の計算式
比重=坪量(g/m²)÷厚さ(μm)×1000
この計算で紙種の判別や、規格不明な場合の推定が行えます。紙比重が1.1前後なら上質紙、1.3以上ならコート紙の目安です。

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